会社概要
商号 | 株式会社 平村建設 |
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創業年 | 昭和44年(昭和57年法人化) |
代表者 | 代表取締役 平村徹郎 |
資本金 | 30,000千円 |
従業員数 | 24人 |
決算期 | 1月 |
所在地 | 本社:055-0107 北海道沙流郡平取町本町92番地3 GoogleMAP 資材センター:055-0102 北海道沙流郡平取町字小平23番地1 GoogleMAP 従業員寮:055-0107 北海道沙流郡平取町本町94番地3 GoogleMAP 賃貸アパート:055-0107 北海道沙流郡平取町本町70番地2 GoogleMAP |
TEL 災害時衛星電話 |
(代表)01457-2-2306 010-870-776166148 |
FAX | 01457-2-2800 |
E-mail(代表) | info@hiramura.jp |
事業内容 | 土木工事、建築工事、舗装工事、その他建設工事全般に関する調査、測量、設計、監理、施工、エンジニアリング、マネジメントおよびコンサルティング、廃棄物収集運搬、重機賃貸、建築工事監理・宅地造成、アパート経営
土木工事:河川・砂防・道路・農業土木・森林土木(治山・林道)・橋梁・上下水道・各種造成・その他 |
特定建設業許可 測量業者登録 |
北海道知事 (特-3) 日 第00189号 国土交通大臣 第(2)35377号 |
取引金融機関 | 北洋銀行・北央信用組合・苫小牧信用金庫・JAバンク |
加盟協会 | 室蘭建設業協会・日高建設協会・平取建設協会 |
企業理念
- 経営目的
正しい技術で地域社会の発展に貢献し、従業員の幸福を追求する - 経営理念
正しい技術をもとに発注者・地域社会の良きパートナーとして信頼を得る - 経営目標
変化に柔軟に対応し、たゆまぬ技術研鑽をつづけ、利益・所得の向上を追求する
社是
自ら考え答えを探し、自ら行動する地域エンジニア集団となる
経営方針
地域にとって必要なものを適切な時期に、適切な手段で供給する
- 現在から将来にわたる「活きたモノづくり・伝えるモノづくり」
工事の目的や機能特性を十分に理解し、現在の評価と将来への影響を吟味した提案型の企業活動を行います。 - 地域インフラのライフサイクルを適切にサポート
鵡川・沙流川のホームドクターとして、長年にわたり地域の河川施設を中心にインフラ維持・保全を担ってきました。この間、蓄積された知識と経験をもとに、施設機能の長寿命化と適切な更新のために必要な調査・提案をつねに心がけます。そのために、インフラの維持・保全の重要性について全従業員が熟知し、既往技術の評価を適切に行い、常に新しい技術や時流の変化を意識して、地域や事業主体へ最良な提案ができる良きパートナーとなり得るよう努めます。 - 地域特性と時代のニーズに対応するアクション
特に日高地域において残される原自然の貴重価値を認識し、これらの保全に必要な知識と技術を蓄え、後生へ引き継ぐための具体的な取り組みを実施します。そのために、有用植物・希少動物の保全技術を調査研究し、事後評価とフィードバックによるPDCAを実践し、社内および地域社会での共有を図ります。
平村建設をとりまく地域背景について
平取町
日高山脈襟裳国定公園が国立公園化されます
平取町は日高管内の西端に位置し、町の東西を貫くように沙流川が流れ、日高山脈の最高峰、幌尻岳(標高2,052m:日本百名山)を有しています。
日高山脈襟裳国定公園は、国立公園指定に向けて環境省が協議を進めています。
びらとり町の花は「すずらん」で、芽生地区にある原生の「すずらん群生地」は日本一の広さを誇ります。かつて全滅の危機に瀕したすずらんを保護管理し、10年の歳月をかけ自然の状態に回復させました。
白樺の林と鮮やかな緑の野に咲き乱れ、さわやかな甘い香りが約15ヘクタールにわたって広がり、平取の群生地は、その規模と美しさで日本一といわれています。
重要文化的景観に指定されています
平取町の景観は、平成19年7月文化庁により重要文化的景観に選定されました。
重要文化的景観はこれまでにない観光要素として大きな可能性を有し、アイヌ文化を中心とした特異な文化体験と、その伝承の地であることは最大の魅力です。
(株)平取町アイヌ文化振興公社をはじめとした各種機関・団体等の取り組みにより、体験を含めたツーリズムが展開されつつあります。
また国立公園指定との一体的な取り組みにも期待が高まっています。
平取町重要文化的景観とは
「アイヌ文化の諸要素を現在に至るまでとどめながら、開拓期以降の農林業に伴う土地利用がその上に展開することによって多文化の重層としての様相を示す極めて貴重な文化的景観」との評価により、文化庁によりに選定されました。
北海道初伝統的工芸品(二風谷イタ・アットゥㇱ)が有名です
「二風谷イタ」と「二風谷アットゥㇱ」が、北海道で初めて経済産業大臣の指定を受けました(平成25年3月)。
http://www.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/nibutani/culture/traditional/
- 二風谷アットゥㇱ
沙流川流域に古くから伝わるオヒョウ等の樹皮の内皮から作った糸を用い機織りされた反物です。水に強いことや通気性に優れていること、天然繊維としては類稀な強靱さと独特の風合いを持っていること等が特徴であり、着物や半纏、前掛け・帯や小物類等に使用されています。 - 二風谷イタ
沙流川流域に古くから伝わる木製の浅く平たい形状の盆。モレウノカ(うずまき・形を模したもの)などのアイヌ文様、ラㇺラㇺノカ(ウロコ・形を模したもの)と呼ばれるウロコ彫りが特徴で、沙流川地方に伝えられている彫り方です。
日高振興局管内
①位置・面積について
日高地域は北海道の中央南西部に位置し、南北に連なる日高山脈とほぼそれに併行する海岸線に挟まれた地勢にあります。
北海道は国土面積の22%を占め、そのうち日高管内は5.8%(4.8千km2)で福岡県(4.9千km2)、和歌山県(4.7千km2)、京都府(4.6千km2)に匹敵する面積です。
土地利用面積の8割を森林が占めており、残る2割を田畑,牧場,宅地などで占めています。
②人口・気象について
管内には7町、6万4千人(2020年11月)が暮らし、過疎地域に指定されています。
積雪寒冷地帯に属する北海道において、比較的温暖で積雪量も少ない地域であるといえますが、太平洋沿岸部は海洋性気候を示し、四季および昼夜の気温変化は比較的少なく降雪量も少ないのに対し、内陸部では大陸性気候の傾向を示し、降雪量も多くなるというような差異があります。
③自然・産業について
◇地
日高管内は、その大部分を北海道の背骨といわれる日高山脈に覆われ、南北方向の延長は150kmにもわたります。日高山脈は、幌尻岳(2,052m)をはじめ20あまりの山々で構成され、全国から多くの登山ファンが訪れます。
一方、高山に近づくには道のない沢を遡行しなくてはならず、アプローチも相当長いことから、人が立ち入ることを拒む厳しい姿がそこにあり、国内に残される貴重な原自然であるといえます。
「日高山脈襟裳国定公園」は最大の国定公園で数多くの特別天然記念物と壮大な山岳,海岸景観を有し、野生動植物の宝庫でもあります。現在、国立公園の指定に向けて環境省が協議を進めています。
◇森
森林面積比率84%は、北海道14行政区中で最大であることからわかるように、豊富な森林資源を有しています。ナラ、カンバ、アオダモなどの優良広葉樹の主要生産地であり、とりわけ日高産アオダモは野球のバット原材に最良とされ、アオダモバットの生産量は国内一です。ちなみに、プロ野球選手の80パーセントはアオダモバットを愛用しているといわれています。
また、北海道初の伝統工芸品「二風谷アットゥㇱ(伝統的織物)」はオヒョウ(ニレ科)を原材料とします。しかし、戦後の伐採で域内でも希少となりつつあり、伝統文化の保存のため、オヒョウの復元を目指した活動が行われています。広葉樹でかつ建築用材など商業用として脚光があたることのなかった樹種だけに、播種・育苗・育林などの基礎技術が乏しいこと、獣害などの対策など多くの課題と直面しています。
◇海
日高こんぶの名で知られるとおり、日高沿岸は親潮と黒潮のぶつかり合う豊富な漁場で、こんぶをはじめ、たこ、つぶ類、ハタハタ、サケ、イカの道内主要漁獲地となっています。
沙流川河口は鵡川とならびシシャモの水揚げでは有数の産地です。
◇農
日高山脈と太平洋に挟まれた段丘には牧場が広がり、優駿が草をはむ牧歌的風景がみられます。その景観は国内では稀有で、日高ならではの様相を呈しています。
国内生産頭数の約8割を誇る全国一の軽種馬(サラブレッド)の大生産地であるほか、稲・畑作や酪農、肉牛など豊富な産物は優良産地として近年ブランド化が進んでいます。なかでも平取町を中心に栽培されるトマトは北海道一の生産量を誇り、その7割は関東・関西方面へ出荷されています。
◇人
多くの自然観光資源を有していることに加え、名馬鑑賞,ホーストレッキング,温泉などを目的に北海道内外から観光客が訪れます。第1次産業とならび日高のポテンシャルが最大限に活かされる観光産業の期待が高まります。
北海道の中心的なイメージの石狩地域や、特化した工業地帯の胆振地域に近接し、自然豊かな奥座敷的なフィールドが日高地域です。
また、平取町を中心としてアイヌ文化の特徴を色濃く残す地域として、学術的・文化的に脚光を浴びています。
④日高の由来
日高国:国名は、当地は南向きで暖かく、太平洋岸特有の濃霧も早く晴れ、陽を仰ぐことが多く、「日本書紀」の景行天皇27年に東夷のうちに日高見国ありとの故事から、日高の字を用いて命名したという。(北海道駅名の起源、北海道の地名より)
胆振振興局管内
胆振地方は農業、水産業、工業、観光、港湾運輸など、バラエティに富んだ産業活動が見られる地域で、なかでも室蘭・苫小牧を中心とした基礎資源型工業に加え、輸送用機械等の組立型工業も集積する工業地帯を形成しています。
苫小牧東部地域や室蘭、白老などの工業地帯を「いぶり地域工業地帯」と一体的に位置づけ企業誘致が展開されるなど、日高地域とは対照的に工業地帯としての地域特色が強い地域です。
胆振の由来
「日本書紀」によれば斉明天皇の代、阿部臣(おみ)が北征した時に、胆振 金且(さへ 注:半角一文字)の蝦夷を宴会に招待したという。古く新井白石が胆振 金且(注:半角一文字)とは北海道の勇払(いぶつ)地域のことではないかと物の本に書いている。
明治初年、松浦武四郎が北海道の国郡名について「噴火湾の山越内から沙流境迄を一国にしたい。その中で、勇払は大場所でアイヌも多いから、中心地としたらよい。」とし、その国名としては「日本書紀の胆振に気が付いたので、『胆振』でいかがでしょうか。」と北海道開拓使長官に建議した。それで胆振という国名ができた。(北海道大百科事典)
地域の位置づけ
胆振地や道央圏とは次のような関係にあります。
苫小牧市は北海道の物流拠点(港)としての機能が高く、加えて苫小牧東部工業地帯は北海道の空の玄関、新千歳空港に近接するなど、そのポテンシャル(規模,立地条件)は国内随一と考えられます。
札幌市と近接することも踏まえ、北海道の産業拠点としての期待が高まります。
また、胆振東部の町は農業地帯としての側面が強く、日高西部と類似した面を持ち、互いに一体の生活圏であることが言えます。
石狩地方は北海道の玄関とも言われる新千歳空港(千歳市)や政令指定都市、札幌を抱える地域で、言わずと知れた、産業,文化,観光など北海道の中心地域です。
空知地方は北海道の穀倉地帯としてのイメージが強く、農作物の作付面積は、11.4万haで、このうち約5割の5.4万haが水稲で、北海道の水稲作付面積の約45%にあたります。畑作物は、水田転作の拡大により、近年、小麦や大豆などの作付けが増加し、特にそばについては、国内最大の産地となっています。
石狩、後志、空知、胆振、日高を道央圏という枠組みのもとに、地域の活性化を図るべく、広域的な取り組み(「パートナーシップ計画」)が推進されています。